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KOUGYOKU

小説書き 紅玉いづきの
個人サイトです。

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近況

2023/03/12

何も仕舞わない生き方のまんまで

 サイトを新しくしました。
 サイトを……新しく……!? この令和に!?
 と思われた方、安心してください、私もそう、思ってますよ……!
 前のサイトがとにかくお気に入りで、出来ればずーっとそのままにしておきたかったんですが、
 こう、なかなかそうもいかない世の中の流れみたいなのが……あって……。
 なんとかしなければならない、そもそも消しなさい、とたくさん言われ続け、一回全部、消そう、って決めたんですけども。
 決めたあとに、とても悲しくなってしまって……。
 結局家にきた友人にさめざめと泣きついて、方々迷惑をかけて、ちゃんとどうにか、ありものだけど、体裁を整えることができました。まだまだ直していくことになると思うけど……。
 背景、喫茶店みたいにシックで可愛い。
 ようやくどうにか、落ち着いて、気に入っています。
 この形で結局、いつまでやれるのかはわかりませんが、
 ここをキャンプ地とします。



 先日後輩作家さんと自作の話をしていた時に、『雪蟷螂』の話になって、完全版が、ずいぶん変わりましたよねって。
 そうそう……という話をしていて、もう、そろそろいいかな……と思ったので触れるのですが、電撃文庫版と完全版で、雪蟷螂に関しては「結論が変わってしまった」と感じています。それは、いい悪いではなくて……。必要があって。
 本当に必要だったのか、変えない方法もあったんじゃないかというのは、今でもたびたび思うんですけども、
 そこは置いておいて、やむなき事情で表現をかえた結果として、話そもそもの結論がかわってしまった。
 そのこと自体は……いいか悪いかでいうと、やっぱりいいとは思えないんだけど(前の方が好きでした、と後輩さんも言ってくれたね。好いてくれてありがとう)、
 結局、「変わった」結果としてそこから続く異伝が出来た、愛と恋だけが永遠となる世界であれば、夜の森の王でさえ、永遠を見つけるかもしれない、という話なのでありました。
 わたしはこの異伝をとても気に入っているので、よかったりよくなかったりする、それもまた、不定であるな、と思います。
 総じて、がんばって書いたのでよければ読んで下さい、という話でした。これからも、頑張って書きますね。


 あと、せっかくこんな遺跡を見てくれた人のために、少しばかりでも新しい情報をのせていきましょう。
 次の新作は、『少女文学 第六号』5/5コミティアを予定しております。
 その後、文学フリマでも、新作はなくとも編集新作が何かお届け出来たらと思っていますし、ちょうどその頃には、『ワルツさん』の新しい姿も、お見せできるかな? 出来たらいいなと思っています。
 まだ、完全新作には遠いけど、毎日毎日、書いていきますから。
 また会いましょうね、きっとね。

近況LOG

新刊情報

直近の新刊、新作発表情報です。

紙魚の手帖 Vol.09

東京創元社|2023.02.13

「サエズリ図書館のワルツさん」新作短編「電子図書館のヒビキさん」掲載。
新編集のシリーズ文庫化は、この春~夏を予定しています。

雪蟷螂 完全版

メディアワークス文庫|2022.12.22

15周年新装版、フィナーレです。
絶冬に舞う、婚礼の行方は──。

MAMA 完全版

メディアワークス文庫|2022.11.25

15周年新装版、二番目の人喰い物語。
ひとりぼっちの、ボクのママ。

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紅玉いづきは株式会社ツクリゴトに所属しています。
問い合わせはサイトメールフォームよりお願いします。

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